第四章 ハジシラズのススメ

  • 2012.01.13 Friday
  • 13:21

村山義光師匠の言葉から、
「他人に迷惑をかけまくって成長する!」

つまり、未熟者は、いかに努力を重ねても、成長段階にある限り、仲間や、恩人に対して何かしらの迷惑(自分目線で)をかけてしまうが、それを遠慮していたら、そこから先へは進めない。

これは、まるで子供が膨大な助けを親に求める過程に似ています。

とは言え、誰しも他人に迷惑なんかかけたくないし、逆に他人には喜んで欲しいと願う気持ちがあるはずです。

ただ、逆に自分が他人から、「頼り」にはされたい!

他人から「頼り」にされるという事は、それだけ尊敬されている、もしくは、ある要素を認められているという事になりますが、そうなるまでには、やはり迷惑をかけてしまうのは避けられないのかもしれません。

そうなれば、他人に迷惑をかけてしまう時期を、より早く終わらせるべく、努力を重ねて、となればいいのですが、その努力すら他人を巻き込んでしまいます。

つまり、師匠から伝えられた言葉、「他人に迷惑をかけまくって成長する!」は、言い換えれば、「1人では成長できない!」という事でしょう。

まず、この「1人では成長できない!」を知りつつ、でも、目標を定めたり、成長の過程を感じるのは、1人の時が多いので、いかに1人の時にするべき事を絞り込んで、それに集中できるか、また、その努力が、周囲にとって建設的な事かを知る事は大切ですね。

でも、私の親友であり、素晴らしいピアニスト、奥野 湖晴氏は、よく私と夜明けまで一緒に練習し、私の翌日の都合には全く遠慮しませんでした。また、私も然りです。大切なのは、練習を通じて、どれだけその練習内容を消化し、有意義に活用できるか、という事だったので、お互いに全く遠慮ナシでしたし、当然お互いの迷惑なんて考えもしませんでした。

ただ、そこまでしても有意義な練習をする事も、それを身につける事も、容易ではありません!

ただ、悩んでいても時間を無駄にするだけだと私は知っています。それに、例え必要な事でも、それだけに長時間を割くなんて、逆に効率的ではないのかもしれません。

そこで、やっぱり大切なのは、他人との関わりだと改めて思います。私も他人に迷惑をかけまくってしまう以上、効率的に成長しないといけません!

誰か一緒に練習しませんか?

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