村山義光激論 1 ■フレーズのセンテンス■

  • 2011.12.05 Monday
  • 05:30

■はじめに■
以下は私が直接村山義光師匠からお聞きした文章をそのまま記載します。ちなみに前文が省略なく、完全に文字化したものです。当然私の観念は含みません。

今回は第一弾です。



■フレーズのセンテンス■


ビバップ性とかリフの問題をいかにしっかり構築するかと関係しているが、フレーズのかたまり、
例えば
ふわ〜っという状態なのか?
ピシッという状態なのか?
またはガクガクガクガクっ、ぴょんぴょんぴょんぴょん、
この質感にこだわってみる。

1つのフレーズにおいても
ふわふわした状態、カチッとした状態、ふわっとした状態のフレーズという1つのかたまりの絵面というのをちゃんと認識して構築しようと心がける!

コンビネーションなので、カチッとしているのか?いないのか?

ジグザグに上がっていくのか?降りていくのか?

ジグザグに上がっていきながら途中からスタッカートに切り替えて最後はやわらかく。言わんとする言葉のキーワード、モードの種類がフレーズそのものの言霊を決定する。

(演奏を平坦にしない為には、ここはこうしたいと思っている所に)更にドラマを起こす!作り出す必要がある!

(練習例として)まずふわふわっと、装飾音などを用いて着地する前に半音階などが排されているといった状態に挑戦してみましょう。

次にカクカクしてみましょう!更にカクカクしているにも関わらず、譜割がスクウェアでない、主に2拍3連を使用したりするとカクカクしたように聞こえない。

次に音を羅列してみる!

そしてこの3種類を例えば4小節ずつなどで、切り替えて演奏してみましょう!

それではアンサンブルを想定して、

相手がカクカクしていたら自分も同じくカクカク、相手がふわふわしていたら自分もふわふわと同じモードで演奏してみましょう!

次は対位的なモードで、カクカクに対してふわふわするなど相手と逆のアプローチを重ねてみましょう!

これは(相手の動きを意識しながら演奏するので)めちゃめちゃ難しいけど、お互いが単音同士であれば、傍観する人々にはハーモニーに聞こえる。

鋭角的なモードを提示されたら鈍角的なモードで対応する。すらすらっと提示されたらギクシャク対応する。

目的はフレーズの混在によって織りなされるダイナミックレンジを表現したい!アンサンブルにおいて、自分が発信しながら、聞きながらという状態。

ジャズとして、プロフェッショナルとして最も必要な要素は時間芸術なので、この「ながら」で出来ないといけない!


あらゆる事情の中で同時に全てを気配りながら今一番どこに着目すべきかを雄弁にやり過ごすのがスタイリッシュな演奏になる!

だから1つの要素だけを着目しているような演奏では(これはこれで重要ですが)個別トレーニングでしかない!


演奏中に最も必要なものとは、

相手が伴奏しているリズムやハーモニーと、やろうとしている方向性など、相手の考えを読みながら、それに対して読み違えもありながら、それを聞いた相手もまた読み違えをしたりしながらいい意味での誤算が起こって面白い方向に行ったりとか、もしくは地雷を踏んで撲滅したりとか色々あってしまうワケですが、それの究極状態で両方がソロを取っているという状態で反対(カクカクにふわふわなど違うモードのアプローチ)を選んでみる!

簡単には出来ないけど、縦軸と横軸が同時に動いている中で、前後のハンドルと左右のハンドルがあって、そのバーを握っている状態だと思って下さい。

それは必ず右や左に動いたりとか、上や下に移動したりとかしながらを

絶えず真ん中のところに調整し続けないと美しくない!

でもなかなか理想通りにいかないのは、相手も自分も絶えず流動的なので、例えれば回っているものから回っているものへ移動する。遊園地のコーヒーカップの状態で、コーヒーカップは円形の一部が乗り口になっていて、それが大きな台の上で6つくらい回っている状態なので、その中で自分が乗っているコーヒーカップと別のコーヒーカップの乗り口がちょうど向き合う時に最も効率よく移動する。そこで楽しく合理的に乗り換える事が出来れば理想。

話戻って、今の課題においてはフレーズの種類に対するモードを逆(そぐわない)を選択している。同時に「そぐう」も存在します。

フレーズのセンテンスはどの雰囲気で行われているか?という事を考えないといけない!

したがって高い音域でスタッカートに提示された場合、音域は自分でも高くしようか?そのかわりにスタッカートしない対応にしようか?という事で半分ニアピンで半分反発しているという状態のダイナミックレンジを選択するか?

もしくは全く逆、高い音域で提示されているから自分は低い音域で対応し、更に相手はスタッカートなので自分はロングトーンで対応しようか?というふうにする。もしくはもっと速い速度でスタッカートに対応する。つまりどっちも反発する。

この意志が必要!


自然には、どちらかというと状況においてシンプルにする方が演奏しやすい。

相手の提示する音の方向性に注目し、下がっていくのか?下がりつつも上がっていく傾向にあるぞこの株の動きは!買っとこ!とにらんで、自分もそういうふうに行こう!それは先物取引で自分はわざと高いところから徐々に下がっていくという方へ動く事によって相手が対位的に逆を捉えているとわかるから、区切りの所までそのホームで逆行していく!

テンポフリーになったりリズムフリーになったりした時にはその収縮したりとか拡張したりとかするのを、対位的に動いたりとか、平行的に動いたりとか、音域やフレーズの種類などにより、ギターであったり、ピアノやベースやドラムであったりが作っていくのがフリーダムで動いて行って全体が混沌としながらどっちかの方向へ行こうとするのを

演奏しながら示唆して行く!

みたいな演奏形態でフリーライクなものというのが成立する!

何かわからないけど、ワビサビとかはないけど、ある方向に行こうとしているにもかかわらずベースはそうしようとしていないとか、その雰囲気というのを演奏者が理解していて、アンサンブルの中でベースはそれをわかってやっているのか?わからないでただそこで弾いているだけなのか?を役者が上なプレーヤーが判断して能無しと見なした場合は、能無しが成立する、動かない、反応していなくて偶発的にそうなっている、意図していない!となった場合はそれが意図しないという1つのペダルであると解釈して立ち振る舞いを変えるみたいな瞬発的に考えて、それはある時、逆に自分が能無しになる事もある。その場合はベースの人が機転をきかせて同じ事しか弾いていないのにボトムを変えていく事によってコード感を変えていくようなグラデーションを作ったり、そういうふうに持ちつ持たれつで助けたり助けられたりしながら触発していってフィールダウンしないようにフリーが続いていかせる。

ブルースなんかはキーは1つしかないので、キーがFであれば、ずっとFでなくてもいずれFに行こうとする事を示唆したりとかいう物なので「だいたいFで遊ぼう」みたいな感じなので、こうなれば細かいビバップなどではないけど、

フレーズのかたまりの種類をちゃんと演奏し分ける!


だから相手が意味あってやってないといけない!でも意味なくクセで演奏する人はいっぱいいる!その場合は能無しなので、その俗物をコラージュしているっていうアンサンブルをしないといけない!

世俗的な物がそこに混入されているのでアンサンブルが高次元で出来ない!という事はわざと次元の低い物がそこにあると面白い距離感になる事をチョイスする!


■■■■■(結論)■■■■■

基本的に自分は
「意味を持ってフレーズを構築しないといけない!」

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