2012年6月13日、 JAMMER

  • 2012.06.14 Thursday
  • 02:59

芳垣美紀さんと一緒に演奏させていただける、私は言葉であらわせないくらい幸せです。初めて芳垣美紀さんのボーカルを聞かせていただいた時から、私はずっと芳垣美紀さんのファンであり、また、そのお人柄や、考え方、当然演奏に私は、ずっと学ばせていただいております。

昨年から、芳垣美紀さんには、頻繁にご共演をお願いし、どうすればもっと、私が憧れる芳垣美紀さんの魅力に華を添える事ができるのか?ここ最近私は自分自身しようとしている演奏を、まずもっとシンプルにするべきだと思い始めています。

今日は昼間、かのElla Fitzgerald(Vocal)と、Joe Pass(Guitar)のデュオで録音されたアルバム4枚を聞いていました。さすがに巨匠同士の演奏で、見事にお互いアンサンブルされており、両者のアプローチはどこを取っても見事にジャズの魅力に溢れています。Vocalのコールに対し、Guitarの絶妙なレスポンス、それに間奏部分においても分厚いサウンドで、大きなメロディーで、よりその楽曲の世界観を彩り、単音でのアプローチ部分と、和音でのアプローチ部分のバランス感覚など、和やかに聞こえるからどエラいもんです。

演奏や、考え方をシンプルにしてみれば、というご意見は実は芳垣美紀さんからお伝えいただいた事で、確かに私は凄い事に憧れど、全然凄い事ができないばかりか、何が凄いのか?なんて基本的な事まで疑問になってしまうくらい、プチノイローゼです。今までの私の個人練習の内容や、しようと思っていた事は、悲しいかな独りよがりの妄想だったのか?もしくは、明るい未来の為の過程だったのか?たぶん両方でしょう。でも、そんな頑なに凝り固まった自分の心に気付かせていただけるのも、当然今までの自分自身の葛藤や努力もあれど、私にとっては芳垣美紀さんという最高に尊敬できる方がずっと近くに居ていただけた恩恵である事に間違いはありません。

そして、ここJAMMERでまたオーナーの杉谷さんから、演奏後色々お話を伺う事ができました。杉谷さんの夢、目標の1つとして、阪神尼崎駅の前で一大音楽イベントをする、というのがあります。この計画には、私にとっては物凄く嬉しい事ながら、愛する尼崎に音楽の文化を根付かせ、街に音楽を溢れさせたい!誰でも簡単に音楽に触れる事ができ、音楽を聞く機会、演奏できる機会を街全体で盛り上げていきたい!つまり「文化に挑む!」これですよ!

私も含め、数多くの演奏者達は、自身の夢を叶え、逞しく成長し、素晴らしい演奏家になる可能性は当然あります!未来はわからない!でも例え私も含め多くの方々の純粋な努力がなかなか報われなくとも、みんなで頑張っていこう!盛り上げていこうよ!数々の苦労と努力が実質どうなろうとも、私達は未来の文化の人柱にはなれます!今私達が立ち上がるからこそ、胸を張って恥を晒すからこそ、「未来の明るい文化」があるんです!

私達人間は死ぬまで、その身も心も発展途上です。みな道の途中にあるわけです。猛暑の日照りの中も、極寒の吹雪の中も一歩一歩進んでいきます。その私達は人間です。生きる証を持ちたいですね。私達が築く「文化」を未来に残しましょう!

私は演奏もアンサンブルもうまくなりたい!もう泣き叫びそうなくらい、それに恋焦がれています。しょっちゅう惨めで、恥ずかしくて、不安で、気弱でかっこ悪いです。でもその反面果敢で、明朗で、努力家で、今の私の演奏が私という人間の全てです。ヘタクソなんですよ!ただ、過去とは違います。私の血潮の中には白畑能男師匠も、村山義光師匠も、大畑あきこさんも大きな存在感を持ち、現在は芳垣美紀さんへの深い尊敬と感謝があり、そこからの希望があり、愛して止まない尼崎で大きな夢を語れるJAMMERがあり、
明日もまた重い一歩に挑戦です!

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